いよいよ、ヘインの歌手デビューが目前に迫っていた。 そして、ヘインの初ステージ場所は、スキーリゾート地の一角にあるコンサート会場に決まった。 ところが、コンサート当日にゴンウの父ガンイン会長の命令で突然、会場が閉鎖される。 閉鎖理由は、KNT通信の株を担保にゴンウが自社の運営資金を調達した事が、父ガンイン会長の逆鱗に触れての事だった。 「ビジネスパートナーとして、相応しいシンヒと結婚するならば、ヘインのコンサートをさせてやる」と、父ガンインはゴウンに詰め寄る。 「会社もコンサートも諦めます。でも、ヘインだけは諦めません!」と、ゴンウはキッパリと答えた。 その頃、突然の閉鎖でコンサート会場は混乱していた。 ジャンホとジンピョが来場者の対応に追われていた。 ジュンヨンとヘインは、レストランの責任者と交渉して、白いグランドピアノを借り受けた。 一度は諦めかけたがジュンヨン達は、スキー場の一角で、野外デビュー・コンサートを開催する事にした。 白銀のゲレンデの世界で、ジュンヨンの弾くピアノ伴奏、そしてヘインの澄んだ歌声が響き渡る。 ヘインは大歓声の中、デビューコンサートを成功させた。 このコンサートをきっかけにスターへの階段を駆け上がり、ヘインの写真がスポーツ紙の一面を飾り、CDは飛ぶように売れ始めた。 ジュンヨンは、ミスクから「ヘインが最近ジュンギュさんの話ばかりする」と、聞かされる。 又、ミンホからは、「ジュンヨンだとバラされたくなければ消えろ!」と、脅された。 このまま自分がヘインの側にいれば素性が明らかとなって、最愛のヘインと親友ゴウンの幸せを奪いかねない。 何よりもヘインに対する思いを抑えきれなくなる。 こうしてジュンヨンは、「イン企画」を去る決心をする。 旅立ちの日にジュンヨンは、「隠れ家」に行って、最後の時間を過ごす。 そこへ、ヘインが現れて動揺する。 「何故、ジュンギュさんがココに…?」 「ごめん…、勝手に入って。汽車に乗る時間だから行くよ」 淋しげな眼差しでヘインを見つめて、隠れ家を立ち去るジュンヨン。 ギターを弾いてたジュンギュの姿と窓に書かれた『愛してる』の点字の文字…。 ヘインは、急いでジュンギュを追い掛けて、大声で叫んだ。 「…ソ・ジュンヨン!!ジュンヨン!!」 ヘインは立ち尽くす、ジュンヨンの元に駆け寄った。 そして、涙で濡れた顔に触れて、彼が最愛のジュンヨンだと確信する。 「やっぱり、ジュンヨンじゃない…!ジュンヨンの馬鹿…馬鹿…!!」 ジュンヨンは、泣きじゃくるヘインを思いっきり、きつく抱きしめた……。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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